【第6話】小倉競馬場の坂トーク|ゴール前に急坂がない小倉競馬場は馬場が荒れてくると最後の最後に見えないアイツが来る!

競馬コラム

~小倉競馬場の構造を正しく理解する~

出遅れてもゆるっと競馬備忘録

びーぼ「ダルメさん、また今日も競馬新聞広げて研究室(休憩室)ですか…」
ダルメ「そーよ、働いて働いて働いて、そして研究(笑)。そーいや、また出没したぞ、バタバタ星人。」

びーぼ「なっ、なんすかそれ?」

ダルメ「喫茶店でお茶してたら隣のおじさんが『本日提出の資料の件ですよね…申し訳ございません、ちょっとバタバタしてまして…』だと、」

びーぼ「それがバタバタ星人なんすか?」

ダルメ「そーよ、決まって仕事できない人間が言うセリフよ。だいたいバタバタってなんやねん…(笑)」

びーぼ「たしかに…“バタバタ”って擬音の割に、何も進んでない感ありますもんね。」

ダルメ「そう、できてないなら“できてません!”って、はっきり言わなあかん!」

びーぼ「ダルメさん…どうしたんすか?言ってることがまともです!」
ダルメ「えっ、そうなの?期日厳守、余裕をもって、めんどくさいことから先に片づける!って習わなかった?」

びーぼ「頭にチップでも埋められたんですね、きっと…」

ダルメ「誘拐はされてません…ところで”ゴール前に坂がない競馬場”のテーマは進んでる?」

びーぼ「大丈夫です!バタバタしてませんよ!今回は小倉競馬場(芝)です。」

🐎 コースの基本データ

🌿 芝コース(右回り)

  • 一周距離:約1,615m(Aコース)〜1,653m(Cコース)
  • 直線距離:約293m
  • 幅員(横幅):最大30m(Aコース)
  • 右回りで行われます(時計回り)

📈 坂(高低差)の特徴

小倉競馬場は「平坦で小回り」というのが基本ですが、ちょっとした高低差がレースに影響しています👇

🪜 起伏の流れ

  • ゴールから2コーナーに向かう区間は緩やかな上り坂になっている。
  • その後、2コーナーの奥にある小さな丘から向正面・3コーナー・4コーナーにかけて下り坂になる。
  • 最後の直線はほぼ平坦。

👉 芝の高低差は全体で約3m程度で、他のJRA場と比べると大きくはないけど、コース全体に緩やかな起伏があるのが特徴です。

🌀 コース形状のポイント

🔄 小回りで高速

小倉はJRAの中でも1周が短い(小回り)コースで、コーナーが多く直線は短いです。これが「速い脚が問われやすい」レースにつながっています。

🔄 スパイラルカーブ

3〜4コーナーにはスパイラルカーブがあり、これはカーブで失速しにくい設計になっています。スムーズにスピードを保ちながらコーナーを抜けられるのが特徴です。

🛣 広いコース幅

芝コースの幅が広め(最大30m)で、馬場状態や開催週によって馬の走る位置(内側〜外側)が変わるため、戦略的なレース展開になります。

芝の種類

夏の小倉(7月〜9月): 「野芝100%」
夏の日差しで元気になった野芝のみ。

葉が硬く、摩擦が少ないため、驚異的なスピードが出ます。

冬の小倉(1月〜3月): 「オーバーシード」
枯れた野芝の上に、冬に強い「洋芝」を重ねて生やしています。

野芝100%に比べると少しクッションが柔らかく、時計(タイム)がかかります。

時計(決着タイム)の差

芝の状態により、走破タイムに大きな差が出ます。

夏の小倉: 「日本最速級の超高速馬場」
特に芝1200mは1分6秒台が出ることもあり、とにかく「持ち時計」や「純粋なスピード」が重視されます。

冬の小倉: 「タフでパワーが必要」
夏に比べると1〜2秒ほど時計が遅くなる傾向があります。

冬は雨や雪の影響も受けやすく、開催後半は馬場が荒れて「外差し」が決まるなど、スタミナやパワーが問われます。

🏁 どんな影響がある?

  • 小さな上りがあるものの、全体としては平坦基調なのでスタミナよりもスピードが活きやすい。
  • 下り坂区間が多めなのもあって、テンが速くなる傾向がある。特に1200mなど短距離はその影響が大きいよ。
  • スパイラルカーブで速度を落としにくい構造は、先行〜中団の位置取りが有利になりやすいポイント。

まとめると、小倉競馬場は平坦・小回り・高速決着が起きやすいコースで、緩やかな上り→下りの起伏とスパイラルカーブがレースの流れをつくっています。先行力やスピードの持続がポイントになりやすい場と言えますよ。

ダルメ「そうそう、この小回りコースに何度も苦渋をなめさせられたわ…ゴール前の”ピュッ”ってやつ!」

びーぼ「なんすか、その艶めかしい擬音は?」

ダルメ「予想した馬がいい感じでゴール前にきたら、最後の最後でレース画面の下らへんに”ピュッ”て大外から突っ込んできた超人気薄の差し馬が顔を出すやつ!そして、俺を奈落の底に落とすアイツ!」

びーぼ「きっとわかる人にはわかるんすね…小倉競馬場にもいろいろドラマがありそうですね」

プルルルル♪ プルルルル♪(社内の電話の鳴る音)

社員A「ダルメさん、3番に〇〇商事さんから電話です。」

ダルメ「はいはい~お電話変わりました……あっ課長、今回の件は本当にありがとうございました!えっ、お見積り?いや〜このところずっとバタバタしてましてねぇ……」

びーぼ「……あっ!えっ!」

ダルメ「……あーっ!!ええっー!!」

次回は坂のない競馬場~福島競馬場~を考察してみたいと思います。お楽しみに!

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