【第3話】ダルメとびーぼの芝トーク

競馬コラム

~「硬い=速い」は本当か?冬芝と夏芝の正体~

ダルメ
びーぼちゃん、夏の賞与よかったみたいやけど、冬はどうなん?

びーぼ
びーぼちゃん?ちゃん?・・・なにもおごりませんよ。
冬は結構厳しいかもです・・・って僕の評価したの上司のダルメさんじゃないですか?

ダルメ
そーいやそーね・・・ちなみにおれはいつも極寒よ!
今年もSランクの冬将軍襲来よ!どーよ!

びーぼ
(聞いてないし・・・)そんな自慢げに・・・。
うちみたいな会社は、夏と冬で全然変わったりしますよね・・・。
そういえば競馬場の芝も、冬と夏だとコンディションによって
レースの様相が変わりますよね。

ダルメ
そーね、言われてみれば。

びーぼ
だから今回のテーマは、
『冬の芝 vs 夏の芝 比較』にしましょ。


■ 芝の時計を決めるのは「硬さ」だけじゃない

ダルメ
びーぼ、芝が硬いと時計が速くなる、という話はよく聞くが、
どうも冬の競馬場を見ていると、そう単純でもなさそうだな。

びーぼ
はい。そこが今回の一番のポイントですね。
実は芝馬場で重要なのは、
「硬さ」そのものではなく、「反発力(クッション)」なんです。最近はJRAがクッション値という数字を公表していて、この反発力が数値で見れるんですよ

ダルメ
ほう、反発力か。
つまり、蹴った分だけちゃんと返ってくるかどうか、という話だな。

びーぼ
その通りです。
芝が生きていて、弾力があると、
馬は少ない力でスピードを出せます。


■ 冬競馬の芝(中山・阪神・中京)

ダルメ
では冬の芝は、何が起きているんだ?
馬場自体はかなり硬そうに見えるが。

びーぼ
冬場は野芝が休眠期に入り、地上部が枯れます。
その結果、見た目は硬くても、芝の反発力がほぼ失われます。

ダルメ
なるほど。
硬いが、跳ね返してはくれない、というわけか。

びーぼ
はい。
地面からの衝撃を馬の脚が直接受けるため、
スピードよりもパワーや持久力が求められる馬場になります。


■ 冬芝のレース傾向

ダルメ
ということは、冬場にスピード型を過信するのは危険だな。

びーぼ
はい。特に開催が進むと内が荒れて、
差しや追い込みが決まりやすくなるケースも増えます。


■ 夏競馬の芝(ローカル開催)

ダルメ
では夏は真逆、という理解でいいのか?

びーぼ
概ねその通りです。
夏は芝の生育が最も良く、反発力が最大になります。

ダルメ
だから開幕週のローカルは、やたら時計が速いわけだ。

びーぼ
はい。
特に本州ローカルの野芝は、
硬さと反発力が両立した高速馬場になりやすいです。


■ 秋の東京が高速馬場になりやすい理由

ダルメ
そういえば秋の東京は、毎年のように速い時計が出るな。

びーぼ
野芝を土台に、秋に洋芝をオーバーシードすることで、
反発力と安定感が理想的な状態になります。

ダルメ
つまり、硬いだけでなく「よく弾む」芝というわけだな。

びーぼ
はい。
その結果、日本屈指の高速馬場が完成します。


■ 結論:芝の速さはこう考える

ダルメ
整理すると、芝は単に硬いか柔らかいかでは判断できないな。

びーぼ
はい。ポイントはこの3つです。

  • 柔らかい → 時計がかかる
  • 硬い+反発力あり → 速い
  • 硬い+反発力なし → 時計がかかる

ダルメ
なるほど。
季節を無視して予想すると、痛い目を見るわけだ。

びーぼ
その通りです。
同じコースでも、季節が違えば別競技ですね。

次回予告:「東京vs中京の左回りの坂」を予定しています。お楽しみに!

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