【第4話】東京 vs 中京 坂トーク

競馬コラム

~同じ“坂があるコース”でも、求められる能力はまったく違う~

出遅れてもゆるっと競馬備忘録

びーぼ:「あれっ?ダルメさん、食べるの左でした? 書くの右でしたよね?」

ダルメ:「そうやで。もとは左利きなんやろうけど、子供の頃にばぁちゃんに直されたらしい…
ばぁちゃん厳しかったからなぁ…」

びーぼ:「両方使えるなんて器用ですね」

ダルメ:「食べるのだけは直すのを頑なに拒んでたみたいやわ。書きながら食べれるで、今で言う二刀流やな!」

びーぼ:「子供のころからややこしかったんですね…(笑)。そういえば競馬場も左(回り)と右(回り)がありますもんね…」

——というわけで今回は、東京と中京の左回り坂トークです。

◆ びーぼ的結論から

東京競馬場は「直線で能力を最大化する坂」、 中京競馬場は「道中から消耗させる坂」。 坂の高さが近くても、レースの性格はまったく異なります。

◆ 東京競馬場の坂の特徴

  • ゴール前に高低差約2.1mの緩やかな坂
  • 直線は約525m(主要4場(東京・中山・京都・阪神)で最長)
  • コーナーが大きくスピードを落としにくい

東京の坂は能力を削るための坂ではなく、能力を暴く坂。 坂を越えてからも直線が続くため、瞬発力とトップスピードの持続力が問われます。

◆ 中京競馬場の坂の特徴

  • ゴール前に高低差約2.0mの坂
  • 直線は約412m
  • 3〜4コーナーはスパイラルカーブを採用していますが、「下り坂」になっているのが最大の特徴です。 遠心力で外に振られやすく、かつスピードが出た状態で急坂に突っ込むことになり 「コーナーの下り坂で加速した勢いのまま、急坂にぶつかる」という構造が、中京を「脚を残させない」コースにしている大きな要因です。

中京の坂は直線に入る前から脚を使わせ、坂で仕上げに来る構造。 瞬間的なキレより、持続力とパワーが重要になります。

◆ 東京競馬場 vs 中京競馬場 坂の比較

項目東京競馬場中京競馬場
直線距離約525.9m(主要4場で最長)約412.5m
坂の勾配緩やか(だんだん坂)急(東京より斜度がきつい)
消耗ポイント直線の「長さ」そのものコーナーの下り~直線の坂
求められる能力最高速の質と持続力加速しながら坂を登るパワー
レース傾向能力の絶対値勝負適性と立ち回りの総合力

◆ びーぼ的視点から見ると

・東京は能力通り決まりやすく、中京は個性が活きやすい。

東京は人気決着が多く、中京は理解不足だと負け理由が分かりにくい。

・東京はチャンピオンコース、中京は選別コース。

◆ まとめ

びーぼ:「結局、中京も東京も同じ左回りですけど、全然性格が違いますね」

ダルメ:「せやろ。左ってだけで一緒にしたらアカン」

びーぼ:「じゃあダルメさんは、結局左と右のどっちが得意なんです?」

ダルメ:「食べるのは左、書くのは右、競馬は…」

びーぼ:「競馬は?」

ダルメ:「当たらん時は左も右も両方あかん」

びーぼ:「それ一番困るやつですね…」

ダルメ:「せやからや。左回りでも“どんな坂か”まで見なアカン、って話やな」

次回予告:「京都の坂、あれ難易度高くね?」を予定しています。お楽しみに!

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